結婚相手にどのような人が自分に合っているのか?どのような条件で相手を選んでよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
結婚は一生を共にするパートナーを見つけることです。
慎重になるのはよくわかりますが、あまり慎重になりすぎても出会えるチャンスを失ってしまいます。
この記事では、「結婚相手に求める条件」や「結婚相手に妥協してもいい条件や悪い条件」、「条件を絞り込むための3つのSTEP」について解説します。
結婚相手を求める条件は多すぎてもダメなんです
【男女別】結婚相手に求める条件は?
結婚するにあたって、一般的にどのような条件を相手に求めているのでしょう。
結婚相手に求める条件は、男女それぞれで求める条件が違います。
男性は、容姿や家庭的かどうかが気になり、女性は経済力を気にすることが多いです。
この章では、男女別に結婚相手に求める条件を紹介したうえで、男女共通して相手に求める条件についても詳しく解説します。
男性と女性では結婚相手に求める条件が大きく違います
男性が結婚相手に求める4つの条件
男性が結婚相手に求める条件は、容姿のほか、家事育児のスキル、年齢などです。
ここでは、一般的に男性が結婚相手に求める4つの条件について深堀りしていきます。
①容姿はタイプか?
内閣府の「平成26年度結婚・家族形成に関する意識調査」をみると、外見や容姿を結婚相手の条件に挙げた人は、男性が4位、女性は11位になり、容姿を重視する男性が多いことがわかります。
たしかに容姿がよいパートナーであれば、一緒に外出しても鼻が高いでしょうし、気分よくいることができるでしょう。
しかし、「経済的な安定」や「価値観の一致」などと比べれば、容姿の良し悪しはそれほど大きな問題ではないかもしれません。
生理的に無理という場合は別として、容姿や外見は結婚相手を選ぶ条件の中において、重要度は低いと言えるでしょう。
容姿や外見を気にする男性は多いですがそれほど重要な条件ではありません
②一緒にいて楽しいか?
男性が結婚相手を選ぶ条件で次に多かったのが、「一緒にいて楽しいか?」です。
結婚は、その人とこれからの人生を共に生きる行為です。
一緒にいて、イライラするとか、不快感があったら、それだけ長い時間を共有することはできないでしょう。
一緒にいて楽しく、そして、気を遣わないでいられる女性となら、肩の力を抜いて、一生楽しく共に暮らすことができるでしょう。
③家事や料理が得意か?
家事や料理が得意かどうかも、男性が結婚相手を選ぶ条件では重要です。
結婚は生活なので、日常生活の中で料理や掃除、子育てといったものは避けて通れません。
特に家事は、男性が苦手とする分野のため、家事や料理が得意な女性に人気が集中します。
最近では、男女共働きが当たり前になってきています。
女性からすると、家事はお互い折半という考えもあるでしょう。
しかし、それでも男性は家事や料理が得意な女性を求める傾向があります。
いまは共働きの時代、家事や料理も男性が手伝うのが当たり前と考えましょう
④年齢は希望通りか?
特に結婚して子供が欲しいという男性の場合、年齢的な条件を求める男性は多いです。
いわゆる、「マルコウ」といわれる35歳以上は敬遠される傾向にあります。
それと、男性は若い奥さんをもらうことを自慢するケースが多く、同じ条件であれば1歳でも若い女性を選びます。
これから、妊娠出産を控えているとなると、たしかに年齢リスクは気になりますが、それ以外であれば年齢は結婚条件の中でもそれほど重要視するものではありません。
女性が結婚相手に求める4つの条件
一方、女性はどのような条件を結婚相手に求めるのでしょうか。
ここでは、女性が結婚相手にもとめる4つの条件について紹介します。
女性に多いのが経済力重視!でもそれだけで結婚してよいのでしょうか?
①経済力があるか?
「経済力があるか?」は女性が結婚する相手に求める条件の第一位です。
結婚は生活ですから、安定してこれからの人生を共に歩む上で経済力はとても重要なポイントになります。
しかし、共働きの現代、男性の経済力に不安がある場合もあるでしょう。
そんな場合には、二人で手に手を取って家計を支えていくという方法もあります。
結婚はお金ばかりではありません、お互いを大切にしながら経済的には二人三脚で頑張るという選択肢があることも忘れてはいけません。
②学歴があり尊敬できるか?
女性の場合は、男性に高学歴を求めることが少なくありません。
これは、「男性は自分よりも頭が良い人であってほしい」、「学歴があれば、転職など何かあった際にも安心だ」という気持ちが働いているようです。
しかし、学歴があれば安定した生活が送れるのでしょうか。
答えはNOです。安定した生活を送るには学歴以外に、お互いの価値観や経済力が必要になります。
あまり、高学歴に固執せず、その人の人間性や性格を重要視したいものです。
③長男・長女ではないか?
女性の場合、結婚する男性が長男であるかは非常に気になるポイントです。
長男の場合、将来的に家を継いだり、両親の介護をしたりすることが多く、少なからず二人の生活に影響を与えます。
そのため、女性は長男を避ける傾向があります。
しかし、お互いに愛し合っていれば、家を継ぐことも両親の面倒をみることも、それほど辛いことではありません。
まだ来ていない将来的な不安より、今の自分の彼を思う気持ちを大切にしてみましょう。
いまは長男でも家を継がない人も多いようです
④住んでいる場所が近いか?
住んでいる場所が近いかどうかを気にする女性も少なくありません。
たしかに、家が近ければ、お互いに行き来しやすく、会う頻度も上がるでしょう。
また、将来子育てをする際にも、自分の実家に帰りやすいことから、住んでいる場所が近い男性を求める傾向があります。
しかし、世の中には遠距離恋愛でも楽しくお付き合いしているカップルも大勢います。
重要なのは、いかにお互いを尊重し、楽しく過ごせるかどうかです。
男女共通の結婚相手に求める3つの条件
ここまで男女それぞれの結婚相手の条件についてみてきました。
それでは、男女共通で結婚相手に求める条件はあるのでしょうか。
ここでは、以下の3つの条件について紹介します。
- 価値観が似ているか?
- 気を遣わないでいられるか?
- 金銭感覚が似ているか?
それぞれ、詳しくみていきましょう。
①価値観が似ているか?
結婚相手に求める条件でもっとも重要なのは「価値観が似ているか?」ということです。
これは、男女ともに重要視するケースが多く、筆者もその通りだと思います。
結婚という長い時間を共にするには、何より価値観が似ていることが必要です。
たとえば、おいしいものを食べて、二人でおいしいと感じられるかどうか、旅行に行くのに海ではなく山に行きたいと一緒に思えるかどうかという価値観は、生活する上でとても大切なことです。
価値観が似ているかは結婚相手を探すうえでもっとも重要な条件です
②気を遣わないでいられるか?
結婚相手に求める条件の中で、お互いに気を遣わないでいれれるかも気にする人が多い条件です。
結婚は恋愛とは違うため、一緒にいて緊張してドキドキするようでは身体によくありません。
恋愛なら、それでもいいのですが、長い時間を共にする結婚生活では、お互いに気取らずに気を遣わない関係が一番です。
③金銭感覚が似ているか?
結婚相手を選ぶ際に忘れてはいけないのが「金銭感覚が似ているかどうか?」という点です。
結婚すると、そこには日々の生活が待ち受けています。
食費や買い物などの金銭感覚が違うと、結婚生活で苦労するのは目に見えています。
たとえば、買い物ひとつとっても、どちらかがローンしてでも好きなものは手に入れたいのに対し、もう一人が節約して手元にたまってから現金で買いたいとなれば、意見は真っ向から衝突してしまうでしょう。
このようなことにならないためにも、お付き合いの段階でお互いの金銭感覚についてはしっかり確認しておく必要があります。
金銭感覚のズレが元で喧嘩になるカップルも大勢います
結婚相手に妥協してもいい条件
ここまで、男女別に結婚相手に求める条件についてみてきました。
たしかに、結婚するにはできるだけ自分の条件に合ったお相手の方が良いに決まっています。
しかし、条件が多すぎると、その条件に該当する相手の数も少なくなってしまいます。
ここでは、そんな時、妥協してもよい点について解説します。
条件はなるべく少なくするのが婚活のキモ!多くすればするほど会える異性は少なくなります
年齢
将来出産を予定していて、出産リスクが高くなる場合を除いては年齢は結婚相手の条件から除外してもよいでしょう。
今では、年齢差10歳というような年の差カップルも増えており、社会的にも年齢差がある結婚に驚かなくなってきています。
親子ほど年が離れていれば、価値観を共有するのは難しいでしょうが、10歳程度の年の差であれば、話題や価値観の共有は難しくありません。
そのため、結婚相手の条件で何かを妥協する場合には、年齢は真っ先に妥協してもよいでしょう。
外見や容姿
外見や容姿についても結婚条件として妥協して良い条件でしょう。
たしかに、外見に惹かれて付き合うこともありますが、結婚となると「外見よりも中身」です。
また、外見は年を追うごとに変化するため、いつまでも今のままの理想的な容姿でいることは不可能です。
「美人は3日見れば飽きる」とはよく言ったもので、外見や容姿は長く一緒にいると次第に意識しなくなってくるものです。
学歴
学歴も結婚相手の条件から外してもよいでしょう。
そもそも、学歴が高いからその人に価値があるということはありません。
世の中には、中卒でも会社の社長として立派に成功している経営者もたくさんいます。
体面を気にして、学歴を重要視するより、その人の本来の人間力を評価しましょう。
学歴は親を安心させるためだけですよね、その人の人間力の方が重要!
住む場所
いま住んでいる場所が近いかどうかも、結婚相手を選ぶ際にあまり重要ではありません。
たしかに、女性からすると、実家に近いところに嫁ぐことができれば、実家に気軽に帰ることもでき、出産や病気の時に便利なこともあるでしょう。
しかし、それ以上に重要な条件はありませんか。
結婚は、これからの人生と共にするものです。
そのためには、相手の「人間性」や「価値観」、「金銭感覚」など生活の根幹にかかわる条件のほうに目を向けましょう。
結婚相手に妥協してはいけない条件
前章では、結婚相手に妥協してもよい条件についてみてきました。
逆に結婚相手を選ぶ際に決して妥協してはいけない条件は何でしょうか。
ここでは、結婚相手に妥協してはいけない条件について解説します。
以下4つを守らないとせっかく結婚してもすぐ離婚なんてことに…
一緒にいて疲れないか?
結婚相手に妥協してはいけない条件の一つに「一緒にいて疲れないか?」が挙げられます。
結婚は、お互いに長い時間を共に生きていくものです。
一緒にいて、気を遣ったり、イライラしたりしていては長い時間を共に過ごせません。
そのためにも、一緒にいて疲れない相手を選ぶことは重要になります。
よく、恋愛の際にはドキドキしてときめく相手を選ぶことがありますが、結婚は別です。
一緒にいる時間、ずっとドキドキしていては身が持ちません。
なによりも、一緒にいて疲れない相手を選ぶようにしましょう。
価値観が似ているか?
価値観が似ているかどうかも、結婚相手を選ぶうえでとても重要な条件です。
価値観と一言で言ってもさまざまなものがあります。
たとえば、食の好みや将来設計、生活のリズム、家事に対する考え方など多くの条件があります。
これらの多くが一緒であれば、二人で生活していく上で支障はないでしょう。
しかし、価値観が合わない相手と生活をしていくのはストレス以外のなにものでもありません。
結婚を考える相手には、価値観の合う人を選びましょう。
金銭感覚が合うか?
結婚する場合、お互いの金銭感覚にも注意が必要です。
金銭感覚が違うと、日々の生活がストレスだらけになってしまいます。
たとえば、「お金を使う頻度」、「貯金をしない」、「購入する商品の金額が高い」など、金銭感覚といっても一つだけではありません。
これらの違いが毎日の生活で出てきてしまっては、相手への不信感が募ってしまうでしょう。
そのためにも、結婚前に相手の金銭感覚についてはしっかりと確認しておきましょう。
お互いを尊重できるか?
最後に、結婚するうえでもっとも重要な条件を紹介します。
それは、「お互いを尊重できるかどうか」です。
結婚というのは、お互いを思いやってこそ成立する関係です。
そもそも、別々の環境で育ってきた二人が生活を共にするためには、お互いのことを尊重する気持ちがなければいけません。
お互いを尊重できるからこそ、我慢もでき、夫婦関係が円満にいくのです。
そのためには、お互いを尊敬し、尊重していくことが非常に重要になります。
僕はお互いを尊敬しあって尊重できるカップルは長続きすると思っています
結婚相手の条件を絞り込む3つのSTEP
結婚相手を選ぶには、男女別に多くの条件があります。
また、その中で妥協してもいい条件や妥協してはいけない条件もあることも理解できました。
では、実際に自分が結婚相手に求める条件を絞り込むにはどうしたらよいのでしょうか。
ここでは、簡単にできる条件絞り込みの「3STEP」を紹介します。
結婚相手の条件を整理するのにぜひやってもらいたいステップです
STEP.1理想の条件を紙に書く
結婚相手の条件そ絞り込むためには、まず自分が「こんな人がいたらいいな」「これは譲れない
」と思える条件を、片っ端から紙に書いていくことをおすすめします。
紙に書くという行為を通じて、漠然とイメージしていたものがスッキリと整理されます。
実際にやってみると、意外にも自分は相手に求める条件が少なかったと思うことも多いです。
先入観をもたずに、思いつくままに書いていきましょう。
STEP.2条件に優先順位をつける
次に行うのは、SREP1で書きだした条件に優先順位をつけていく作業です。
思いつくまま書き出した条件の中から、自分が重要だと思う条件に優先順位をつけていきます。
この作業は、実は一番重要です。
実際にやってみると、優先順位をつけることはとても難しいことに気づくでしょう。
この作業をしながら、自分は何を結婚相手に求めるのかを自問自答していくと良いです。
STEP.3妥協できるものは省く
最後は、STEP2で優先順位を付けた条件に妥協できるものは二重線で消していきます。
これは、優先順位が高くても低くてもかまいません。
重要なのは、「自分が妥協してもいい」と思えるかどうかです。
ここまでくると、自分が結婚相手に求める条件が非常にくっきりと見えてくるでしょう。
「経済的な充実を求めているのか」「温かい家庭を望んでいるのか」あるいは「毎日を楽しく過ごせる家庭がよいのか」、いずれにしても、それがあなたが望む結婚相手の条件です。
まとめ:結婚相手に求める条件は明確にしておこう
ここまで結婚相手にもとれる条件や妥協できる条件、妥協してはいけない条件についてみてきました。
結婚する上で重要なのは、一緒に暮らしていくために必要な価値観や金銭感覚の一致と、お互いを尊重できる気持ちがあるかどうかです。
外見や年齢、学歴などはこれに比べればそれほど重要ではありません。
繰り返しになりますが、ずっと長い時間を共にするためには以下の4つの条件を必ず確認しておきましょう。
- 一緒にいて疲れないか?
- 価値観が似ているか?
- 金銭感覚が合うか?
- お互いを尊重できるか?
この記事を読んで、幸せな結婚に一歩でも近づけるように心から願っています。
何を条件にするかを間違えなければたいていの結婚はうまくいきます